韓国の社団法人、南北スポーツ交流協会は6日、北朝鮮の17歳以下の選手で構成する青少年サッカー代表チームが今月20日から1カ月間、韓国でトレーニングを行うことを明らかにした。
北朝鮮のサッカーチームなどが韓国で親善試合などをしたことはあるが、1カ月にわたりトレーニングを行うのは初めてで、最近の南北関係の改善を示す出来事といえそうだ。
同協会によると、既に統一省は北朝鮮青少年サッカー代表チーム32人の訪韓を承認しており、今月末までは済州島でトレーニングを行う。その後、韓国内の2、3カ所の都市でトレーニングを行い、最後の10日間はソウルでトレーニングを行う予定。韓国滞在中に親善試合も行う計画。
韓国では8月から9月にかけて日本も出場するU17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)が開催される。北朝鮮も参加する方針で、この大会の準備のために韓国でのトレーニングを行うことにしたとみられる。(ソウル共同)
毎日新聞 2007年3月6日 12時15分