強い殺意をうかがわせる手口が明らかになりました。東京・秋葉原の無差別殺傷事件で死亡した7人のうち4人は男にナイフで一突きされ、命を奪われましたがその際、男が臓器などを傷つけるため、ナイフをひねるなどしていたことが新たにわかりました。
詰めかけた大勢の報道陣。大勢の報道陣に囲まれて加藤容疑者(25)を乗せた車が東京地検に向かいます。背中を丸めて小さくなる男。送検される加藤智大容疑者です。メガネの奥でも目をつぶってるように見えます。
「キレやすい部分があった。血の気が一気に引いてくる。唇震わせるような。ポンと頭こづいて『落ち着け』とやったこともあります」(元同僚)
「人間不信に陥っていたのか、『人は裏切るけど“アニメ”や“モノ”は裏切らない』と」(勤務先の同僚)
知人には、不器用な人間に映ったという加藤容疑者。殺害された7人のうち3人はトラックにひかれて死亡。4人は、ナイフで胸や背中などを刺されて死亡したことが新たにわかりました。刺された4人の傷口は、いずれも1カ所のみ。ナイフで一刺しされ、命を奪われたのです。武藤さんは、腹を刺された傷が肝臓まで達していました。
調べによると、加藤容疑者は臓器や動脈などを傷つけるため、ナイフを刺した上に、ひねるなどしていたこともわかりました。(10日17:52)