先月、岡山大学で男性教授がコーヒーを飲んだところ、意識がもうろうとし、病院に運ばれました。胃の内容物などから毒物が検出されたため、警察が捜査しています。
岡山大学の会見によりますと、先月20日午前7時すぎ、岡山大学薬学部の部屋の中で、50代の男性教授が部屋の中で意識がもうろうとした状態でいるのを学生が見つけました。
教授はすぐに病院に運ばれましたが、直前に飲んだコーヒーの味に異常を訴えたため、救急隊員が警察に通報しました。教授は命に別状はなく、現在は仕事に復帰しています。
教授の胃の内容物と部屋に残されていた飲料から「アジ化ナトリウム」が検出されました。アジ化ナトリウムは実験用として学部内の保管庫で管理されていますが、大学内のものが使用されたかどうかについてはわかっていません。警察では、事件性が高いとして混入した理由などを調べています。(10日02:39)