10日朝、京都府警の捜査員が大阪市内のマンションに捜索に入ったところ、住人の男性が突然、薬品をまき、硫化水素を発生させました。男性は死亡し、住人や捜査員らも病院に運ばれました。
午前9時20分頃、大阪市城東区のマンション3階の部屋に、京都府警の捜査員14人が捜索に入ったところ、住人の男性がいきなり薬品のような液体をまき、異臭が発生しました。男性は死亡し、同居している女性と京都府警の捜査員数人も病院に運ばれました。
「ケンカみたいな声がするから何かなと思ったら、男の人が入ってきて、『硫化水素ような臭いがするからすぐ出て行ってくれ』と」(隣の隣の部屋にいた人)
現場からは硫化水素が検出され、すぐそばの小学校でも子どもたちが避難するなど、現場は一時、騒然としました。京都府警は詐欺事件の捜査をしていて、この部屋に捜索に入ったということで、警察は、男性が硫化水素をまいた経緯などについて調べています。(10日11:44)