<防災の日>四川大地震発生の5月12日に決定―中国
2009年3月2日、中国国家減災委員会と中国民政部は09年より5月12日を「防災の日(防災減災デー)」とすることが国務院の批准を経て決定されたと発表した。5月12日は多大な被害を残した四川大地震の発生した日。政府はこの日の前後に宣伝活動を行い、防災を呼びかける。新華社通信(電子版)が伝えた。
中国は自然災害が重大な国家の一つ。災害の種類も多く、被害範囲も広いだけではなく、発生の頻度も高い。地球全体で気候変化が発生していること、中国の経済発展が急速に進んでいることなどから、今後も災害の危険性はさらに厳しく重いものとなることが懸念されている。
中国国家減災委員会によると、「防災の日」を設けることで、各界の防災意識を高め対策を促進することが狙いだ。国民にも避難や救助の方法などを学ぶきっかけとなることを期待しているという。
同委は近日中に、「防災の日」の期間に各地で防災に関する訓練や宣伝・教育活動を行う部署を設置する予定だ。この部署が「防災の日」前後の4月末から5月中旬にかけて危機意識や防災知識、簡単な救助方法などを国民に浸透させるための計画を研究する。(翻訳・編集/小坂)
5月12被确定为防灾减灾日
据新华网电子版披露,2009年3月2日,国务院批准了由中国国家减灾委员会和中国民政部提出的将每年的5月12日确定为固定的防灾减灾日的报告。政府将在这天前后举行宣传活动,以加深国民的防灾意识。
中国是世界上自然灾害较多的国家之一。不仅受灾范围广,发生灾害的频度也较高。随着中国经济的不断高速发展和地球气候的不断变化,预计将来发生更严重灾害的可能性也是存在的。
因此,国家减灾委员会希望通过设置“防灾日”这一举措,提高国民的防灾意识。也希望国民以此为契机行动起来,学习一些简单的灾时避难和互助的知识。
据国家减灾委称,他们将在近期在各地展开防灾训练和宣传活动。国家减灾委计划在今年的防灾日就开展宣传危机意识和防灾知识,教授民众们一些简单的互助知识。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090304-00000004-rcdc-cn