「齋藤」「斎藤」「齊藤」「斉藤」“サイトウ”姓がこんなにある理由
事の発端は「ハンカチ王子のサイトウってどう書くんだっけ?」という発言。「斉藤」でしょ。いやいや「齊藤」では。「斎藤」じゃなかったっけ? …というおぼろげな会話の後、ひとつの疑問が残りました。
そもそも“サイトウ”の“サイ”は、どうしてこんなにも種類があるんだろう?調べてみると、こんなにも!(図参照※R25本誌では左に図が表示されています。)…いったい全部で何種類? 人名専用の字を収録しているソフト『人名外字1500V3』を発売するイースト社に聞いてみた。
「“サイ”の字には“異体字”と呼ばれるものが多いのです。異体字とは昔、ワープロやパソコン、印刷技術がなかった時代に、書き間違いや伝わり間違いで生まれた字のことです。“線が一本足りない、もしくは多い”“点があるない”といった違いにより生まれてきたので、日本全国にいったい何種類の“サイ”があるかは、正直なところ不明ですね」(イースト社・長谷川氏)
アルファベットとは違い、漢字は書き方を少し変えるだけで新しい字が誕生してしまうのだ。ただ、戸籍など正式な文書で使われる漢字は法務省によって定められており、現在おもに使われている“サイ”は4種類だとか。でも多いような。なぜ?
「4種類の“サイ”に関して、原初は“齋”だと考えられています。それが簡単な字で誤用されてしまったものが“齊藤”。そして戦後、それまでの漢字を簡略化した“新字体”が作られました。その2種の新字体がそれぞれ“斎藤”と、“斉藤”なんです」(系譜・古代史について研究しているHP“古樹紀之房間”主宰者・樹童さん)
齋藤(旧)→斎藤(新)、齊藤(旧)→斉藤(新)で、4種類ってことですね。
「また“藤”に関してですが、“○藤”姓は、平安時代の貴族・藤原氏が、職名や地名に“藤”を足してできたといわれています。“斎藤”は、伊勢神宮の役職“斎宮頭”+“藤”=“斎藤”なんですね」(同)
へぇ。名字ひとつとっても、壮大な歴史が裏にあるんですね。(堅田智裕/verb)
关于“サイトウ”这个姓
事情的开端是因为“那个手帕王子サイトウ的人名到底怎么写啊”的发言。是“斉藤”吧?不是不是,是“齊藤”。不是“斎藤”吗?…在这次不明确的对话之后,留下了一个疑问。究竟为什么“サイトウ”的“サイ”有这么多种写法?试着去调查了一番,原来如此!到底一共有多少种呢?软件“人名不常用汉字1500V3”收录了人名专用汉字,向销售这种软件的东方社询问下吧。“ ‘サイ’这个汉字有很多被称之为‘异体字’的写法。所谓异体字,就是过去在没有语言〔文字〕处理机、电脑以及印刷技术的时代,因为书写或者传抄错误而产生的字。因为由‘是少一横还是多一横’、‘没有点’这样的错误产生的,在日本全国范围内到底有多少种‘サイ’,确实没有明确统计。”(东方社 长谷川)
与字母序列(的文字)不同 ,汉字只是因为书写方式的少许变化就能产生新的字。但是,在户籍等正式文书上使用的汉字已由法务省做了规定,现在主要有4种写法。但还是很多的样子,为什么呢?“关于4种‘サイ’的写法,通常认为最初的写法是‘齋’。这个字因为简单的书写被误用就成为了‘齊藤’。再后来,到战后为止的汉字经过简化就产生了‘新体字’。这两种写法各自对应的新体字就是‘斎藤’和‘斉藤’。”(研究古代史及家谱图的HP“古树纪之房间” 主宰者 树童)所谓的4种写法就是:齋藤(旧)→斎藤(新)、齊藤(旧)→斉藤(新)“另外关于‘藤’字,据说‘O藤’这个姓氏是平安时代的贵族藤原氏在职务名及地名上添加了‘藤’而产生的。伊势神宫的官职‘斎宮頭’加上‘藤’就产生了‘斎藤’。” (东方社 长谷川)诶诶,虽然只是一个名字而已,却包含有如此雄伟的历史。
出处:http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/1112008011714?vos=nr25yn0000001