国内外の警察音楽隊が演奏を披露する「第14回世界のお巡りさんコンサート」(毎日新聞社など主管)が2日、札幌市中央区の北海道厚生年金会館ホールで始まった。会場には約2000人が訪れ、特色を打ち出した各国の演奏やパフォーマンスを楽しんだ。
コンサートは警視庁と北海道警両音楽隊のほか、世界唯一のバグパイプ隊を持つシンガポール警察音楽隊、ジャズを基調とした演奏が特徴で108年の伝統を誇るニューヨーク市警察音楽隊の計4隊が出演。参加予定だった韓国のソウル特別市地方警察庁楽隊は新型インフルエンザの影響で出演を見合わせた。
フィナーレには、4隊が行進曲「海を越える握手」を演奏して、国境を超えた音楽の交流を深めた。
3日は、警察音楽隊4隊と地元3高校が参加し、午後1時から札幌駅前通りなど約1キロをパレード。オリジナル曲を交えた行進曲を披露する。【和田浩幸】