日本風力開発(2766)は23日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施し非公開化を目指すと発表した。塚脇正幸社長と米大手投資ファンドのベインキャピタルが共同出資する、JWDホールディングス(東京・千代田)がTOB(株式公開買い付け)を実施する。同社は業績悪化が目立っており、ベインキャピタルの下で財務体質の健全化を図る。
買い付け期間は24日から5月8日まで。普通株1株を20日終値(463円)を25%上回る580円で買い付け、全株の取得を目指す。日本風力発電はTOBへの賛同を表明し、株主には買い付けへの応募を推奨した。同社はMBOの実施に伴い、上場廃止となることを予定している。
東京証券取引所は同日、日本風力開発株を監理銘柄(確認中)に指定した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕