【オーガスタ(米ジョージア州)=奈良部光則】マスターズ・トーナメントは11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)で第3ラウンドが行われ、12位発進の松山英樹は1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算5アンダー、211で10位タイにつけた。
マスターズゴルフ第3ラウンド、15番で林の中から第2打を放つ松山英樹。通算5アンダーで10位タイにつけた(11日、オーガスタ・ナショナルGC)=共同
松山は3番をバーディーとしたが、続く4番(パー3)でティーショットをグリーンの手前に外してボギー。7番では2打目をグリーン左奥のバンカーに打ち込み、さらに1打落とした。しかし、8番(パー5)では残り60ヤード近い3打目をカップに放り込んでイーグルを奪取、前半で1打伸ばして折り返した。
インに入ると12番(パー3)から連続バーディーを奪ったが、18番でティーショットを右に曲げる痛いミス。このホールをボギーとした。
前日、大会記録を1打更新する通算14アンダー、130をマークしたジョーダン・スピース(米国)は、7バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの70でラウンド。通算16アンダー、200で3日連続の単独首位を守った。
第3ラウンドを終えて200のスコアは、1976年のレイモンド・フロイド、97年のタイガー・ウッズ(ともに米国)がマークした201を塗り替える新記録となった。
2013年全米オープン選手権覇者のジャスティン・ローズ(英国)が67をマークして前日の3位タイから単独2位に浮上、4打差でJ・スピースを追う。さらに1打差の3位で大会4勝目を狙うフィル・ミケルソン(米国)が続く。
今大会が復帰戦で、メジャー15勝目がかかるT・ウッズ(米国)は、ロリー・マキロイ(英国)とともに通算6アンダーの5位。