国の重要無形民俗文化財「亀崎潮干祭」が3日午前から、愛知県半田市で始まった。晴天に恵まれ、多くの観客でにぎわった。
午前10時すぎ、法被姿の男たちが引く山車が1台ずつ波打ち際に入ってくる。「ヨイサー、ヨイサー」のかけ声とともに、山車を浜辺の波打ち際で、引き回すと、集まった観客からは歓声が上がった。
多くの観客が、山車などを撮影していた。愛知県武豊町の男性(70)は「山車同士の間隔を、ここまで近づける祭りはここでしか見られない。すごい技術だ」と話した。岐阜市の男性(85)は「大きい山車が引きずられる姿は迫力があった」と喜んだ。
祭りは4日も、開かれる。