鹿児島地方気象台は3日、活発な火山活動が続く桜島(鹿児島市)の爆発的噴火が、今年4カ月余りで昨年1年間の450回を超えたと明らかにした。気象台は「活動が活発化している」として、降灰や噴石に注意するよう呼び掛けている。
気象台によると、爆発は4月23日、400回に達し、5月2日午後11時50分ごろに451回目を観測した。桜島の爆発的噴火の最多記録は2011年の996回。
桜島の昭和火口では13年8月18日、噴煙の高さが5千メートルに達する噴火が発生、鹿児島市などに大量の灰が降り、交通機関に影響が出た。現在の活動について、気象台は「この時と同規模かそれ以上の噴火の可能性がある」と指摘している。〔共同〕