体操のリオデジャネイロ五輪代表2次選考会を兼ねて個人総合で争う全日本選手権最終日は3日、東京・国立代々木競技場で決勝が行われ、男子は既に五輪代表に決まっている内村航平(コナミスポーツ)が91.300点で制し、自身の記録を更新する9連覇を達成した。
男子は床運動の世界王者、白井健三(日体大)が89.700点で2位となり、ロンドン五輪代表の加藤凌平(コナミスポーツ)は3位だった。女子は昨秋の世界選手権個人総合6位の村上茉愛(日体大)が57.400点で初優勝、2連覇を狙った寺本明日香(中京大)は0.100点差の2位、アジア選手権女王の杉原愛子(朝日生命)は3位だった。
代表は男女各5人。全日本決勝の得点を持ち点に争う5月のNHK杯で、男子は内村を除く最上位者を代表に選出し、女子は上位3人が代表候補となる。〔共同〕