国内最大の暴力団山口組(神戸市)から分裂して発足した神戸山口組(兵庫県淡路市)の暴力団対策法に基づく指定暴力団への指定について、15日に官報に公示されて効力が発生することが13日、兵庫県警への取材で分かった。
公示により、組員による不当要求行為への中止命令といった規制が可能になる。指定の有効期間は3年間。
国家公安委員会の通知を受け、兵庫県公安委が7日、指定暴力団とすることを決定していた。
県警によると、15日午前8時半ごろ、国立印刷局のホームページで公示。神戸山口組の名称や事務所の所在地、代表者の氏名などの情報が掲載される。県公安委は公示を受け、神戸山口組に指定を通知する予定。
一方、12日午後11時25分ごろ、大阪市浪速区元町2の神戸山口組系組事務所が入る3階建てビルで、1階出入り口のインターホンが壊されているのを通報を受けた大阪府警浪速署員が確認した。同署は分裂を巡るトラブルが背景にあるとみて、器物損壊容疑で調べている。