安倍晋三首相は8月3日にも行う内閣改造で、菅義偉官房長官と麻生太郎副総理兼財務相を留任させる方向で調整に入った。今夏以降、憲法改正や皇室典範の改正、大型の経済対策などをめぐる議論が本格化することを想定。政権運営の安定を最優先し、要職にある両者を続投させて内閣の骨格を維持する方針だ。
谷垣氏が総務会欠席、復帰のめど不明 自転車転倒でけが
複数の政権幹部が明らかにした。首相は今週末まで山梨県で静養中で、夏休み明けの来週から自民党役員人事と併せて閣僚人事を固めていく考えだ。
党役員人事では、谷垣禎一幹事長を留任させるかどうかが焦点となる。政権内には安定的な党運営に努めてきた実績を評価する声がある一方、自転車で転倒してけがをし、入院したことで続投を危ぶむ声もある。首相は近く、谷垣氏に直接けがの程度や意向を確認し、最終判断する。
菅、麻生両氏は、2012年末…