自民党は9日、幹事長代理に林幹雄・前経済産業相と望月義夫・元環境相を充てる役員人事を決めた。二階俊博幹事長が率いる二階派の林氏と、岸田文雄外相が会長を務める岸田派の望月氏に加え、筆頭副幹事長には細田派の西村康稔・元内閣府副大臣を据え、派閥間のバランスを取った。西村氏は党総裁特別補佐を兼ねる。
政務調査会長代理は田村憲久氏、小野寺五典氏、新藤義孝氏の閣僚経験者らを留任させ、森山裕・前農水相らを起用する。国会対策委員会は、小此木八郎委員長代理が留任、高木毅・前復興相が筆頭副委員長に就く。選挙対策副委員長には宮腰光寛、西川公也両衆院議員らを充てた。