くくりわなを持つ内澤旬子さん。奥は自作した箱わな=香川県小豆島町 香川県小豆島で急増しているイノシシやシカの獣肉加工場の建設を、文筆家でイラストレーターの内澤旬子さん(50)が計画している。島には獣肉をさばく施設がなく、捕獲された多くが捨てられてきた。内澤さんは「おいしく食べてもらい、小豆島ジビエを広めたい」と寄付を募っている。 内澤さんは、口にする肉がどう作られているのか、世界中を巡ってルポした「世界屠畜(とちく)紀行」の著者。2014年に東京から小豆島に移住し、わな猟と銃猟の免許を取得。有害鳥獣として島の猟仲間や自身がしとめたイノシシやシカを解体して食べてきた。 小豆島でイノシシが増えたのは最近のことだ。小豆島町によると、江戸時代には集落を守る「しし垣」が張り巡らされていたが、明治時代に豚コレラの流行などで絶滅したとされる。しかし、08年に海を渡るイノシシが撮影され、翌年には実際に島内で捕獲された。その後は増える一方で、昨年度の捕獲頭数は1687頭に上る。被害は島の特産のオリーブにも及んでいる。 しかし、島には食品衛生法に基… |
小豆島ジビエをおいしく 作家・内澤旬子さんが寄付募る
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