芦屋マリーナに隣接し、豪華客船のような外観が特徴の「芦屋ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」=22日午後、兵庫県芦屋市、加藤諒撮影
兵庫県芦屋市の海辺に会員制高級リゾートホテル「芦屋ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」が26日、オープンする。「ロイヤルスイート」に年間24泊できる最高額の会員権は3636万円だが、売れ行きは好調という。
建物は10階建てで、外観はまるで豪華客船のよう。201の客室はすべてがスイート。イタリアンや日本料理などのレストランやプール、スパ、チャペルなどのほかに、専用クルーザーもある。総事業費は約310億円。
会員権は最も安くても「ベイスイート」の年間12泊タイプで857万円。このほかに運営管理費と、1泊するとルームチャージが会員は1万7千~4万6千円かかる。
運営する「リゾートトラスト」によると、2008年に東京でオープンした会員制高級リゾートホテルの会員権販売が好評だったことや、関西での開業を望む声があったことが、事業を後押ししたという。広報担当者は「立地が素晴らしく、ロイヤルスイートから売れています」と話す。
イタリア料理のレストランのみ、会員以外でも利用できる(要予約)。会員権に関する問い合わせはリゾートトラスト(0120・26・0014)。(石田貴子)