12万7千冊の本が泥水に――。西日本豪雨で被害を受けた岡山県倉敷市の市立真備図書館で、蔵書の片付け作業が本格的に始まっている。市内の他の図書館から応援の職員もかけつけているが、本は全て廃棄するしかないという。 本棚が倒れ、泥まみれになった本が床に散乱するようすを前に、同館の藤井広美館長(58)は「大きな洗濯機に入れたみたいにぐちゃぐちゃになっている。真備の文化の中心がこんなことになって悲しい」と肩を落とした。夏休み期間中は、子どものためのイベントを数多く予定していたという。(竹花徹朗) |
地域の文化支えた12万冊廃棄「悲しい」 真備の図書館
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