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フェイスブック、欧州で初の利用者減 データ保護規則で

米フェイスブック(FB)は25日、2018年4~6月期決算を発表した。5月に欧州で施行された一般データ保護規則(GDPR)の影響で、欧州の利用者数が初めて減少した。FBの先行きへの不安感から、株価は時間外取引で一時、約24%急落した。


売上高は前年同期比約42%増の132億3100万ドル(約1兆4600億円)、純利益は同31%増の51億600万ドル(約5600億円)。モバイル広告が伸び、増収増益だった。


今年5月、欧州域外への個人データの持ち出しを原則禁じるGDPRが施行された影響で、欧州での月間の利用者数は約3億7600万人と、1~3月期から約100万人減少した。欧州で利用者が減少に転じたのは12年の上場以来初めてだ。


FBはGDPRの施行を受け、利用者が渡す個人情報を選択させるようにした。このことでFBを利用しなくなった人たちが出ていると見られている。


アナリストからは、GDPRが長期的にFBの収益に及ぼす影響を懸念する声も上がっている。


一方、インドなどの途上国では利用者数を伸ばしており、全世界の利用者数は前年同期比11%増の約22億3400万人だった。(サンフランシスコ=宮地ゆう)


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