米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は26日、「FFR」と呼ばれる日米間の新たな二国間通商協議を30日以内に開きたい、との意向を明らかにした。6月の日米首脳会談の時点では、7月中の開催に向けて調整を進めることになっていたが、8月にずれこむ見通しになった。
米上院の公聴会で、議員の質問に答えた。ライトハイザー氏は「米国は日本との間で慢性的な貿易赤字を抱えており、輸出に際して不公平な貿易障壁があると考えている」と指摘。FFRを通じて日本との自由貿易協定(FTA)を要求していく、との考えをあらためて述べた。FFRは日本側は茂木敏充経済再生相が担当する。(グラニットシティー〈米イリノイ州〉=青山直篤)