西日本豪雨で1人が死亡した岐阜県関市では、台風の接近を警戒し、26日に「関市あんしんメール」を登録している市民に送った。被災した地域では、復旧作業が続いており、新たな被害を防ぐため、メールで「今後の気象情報に注意し、強風や大雨に備え、十分警戒してください」と早めの警戒を呼びかけた。
被災地のために今できること…西日本豪雨支援通信
西日本豪雨、列島各地の被害状況は
市危機管理課によると、富野ふれあいセンター、武儀事務所、上之保生涯学習センターを28日に避難用に開放することをすでに決めている。
関市では、先日の豪雨で長良川支流の津保川が氾濫(はんらん)。大きな被害が出た市北部の上之保地区では、氾濫した後に避難指示が出るなど対応が遅れた。尾関健治市長は「すべてが完璧な判断ではなかったと思う」と不備を認めており、今回は早めに警戒態勢をとった。(山野拓郎)