名古屋市内のアパートに大量の違法薬物を隠していたとして、愛知県警は27日、イラン国籍で自動車販売業シャガギ・ミルコヒ・ハミド容疑者(33)=同市中川区服部2丁目=を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)や大麻取締法違反(同)などの疑いで逮捕し、発表した。「知りません」と容疑を否認しているという。
薬物銃器対策課によると、シャガギ容疑者は昨年1月、知人の女性名義で借りた中川区のアパートの一室に、覚醒剤や大麻、コカイン計約1・2キロ(末端価格計約1370万円相当)と指定薬物42錠を販売目的で隠し持っていた疑いがある。県警は、この部屋から計量器なども押収。シャガギ容疑者が密売グループに関与している疑いもあるとみて調べている。