支援通信
被災地のために今できること…西日本豪雨支援通信
西日本豪雨、列島各地の被害状況は
西日本豪雨の被害を受けた岡山県倉敷市真備町にある学習塾、明光義塾真備教室は、午前中の2時間を地域の子どもたちの学習スペースとして無料開放している。毎日10人程度が机に向かっているという。
豪雨被害で1階にあった教室が水没。置いてあった机や教材などは泥にまみれた。2階にあった事務所も約1メートルの高さまで水につかったが、塾生らも手伝って掃除し、12日から塾を再開した。13日からは地域の子どもにも勉強する場所を提供しようと、教室の無料開放を始めた。
23日からは塾生は午後3時から午後9時半、塾生以外の子どもは午前10時から正午までと分けて開放している。同教室の代表を務める岩崎勲さん(64)は「避難所では十分に集中できないだろう。活用してもらえれば」と話した。
無料開放は夏休みが終わる8月下旬ごろまでは続ける予定で、1階部分が復旧すれば無料開放の時間を増やすことも検討しているという。問い合わせは同教室(086・697・0071)へ。(渡辺元史)