皇太子さまは31日、全国高校総合体育大会(インターハイ)の総合開会式(8月1日)に出席するため、新幹線などで三重県に入った。来年5月1日に新天皇に即位するため、高校総体を訪れるのは今回が最後になる見通し。 皇室とっておき 高校総体が始まったのは1963年。全国高体連によると、66年から現在の天皇陛下が皇太子として開会式に出席するようになった。平成になった89年からは皇太子さまが引き継ぎ、ほぼ毎年、開会式に足を運んできた。 99年からは「大会を裏で支える高校生を励ましたい」という皇太子さまの意向で、開会式の運営に携わった生徒と交流する機会が設けられた。2017年の会場の山形県では、東日本大震災の被災県から集まった高校生たちに「震災の時は大変でしたね」と声をかけた。 全国高体連の西塚春義事務局長(63)は皇太子さまとの交流について「貴重な経験で高校生にとって大きな励みです」と話している。 皇太子さまは31日午後に伊勢神宮に参拝。8月1日は伊勢市で開会式に出席しおことばを述べ、2日には鈴鹿市の会場でソフトテニスの試合を観戦する予定。(緒方雄大) |
皇太子さま、高校総体最後の出席へ 裏方の生徒とも交流
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