衆院会派「無所属の会」の岡田克也代表が、旧民進勢力でつくる地域政党「三重民主連合」を立ち上げた。千葉でも野田佳彦元首相が6月に「千葉民主連合」を設立。来年の統一地方選や参院選で野党の共倒れを避ける狙いがあり、他県への拡大も模索する。
津市で7月28日に開かれた三重民主連合の設立総会。岡田氏は「野党がバラバラでは巨大与党に対抗できない。参院選は少なくとも三重では大きな固まりで戦う。それが将来、国レベルに必ずつながる」と訴え、参院選の三重選挙区に所属県議を擁立すると発表した。同連合には三重県の国会議員や地方議員ら約70人が参加する。
岡田氏は無所属となった5月、旧民進勢力で「三重新政の会」を発足。翌月に野田氏が千葉民主連合を作ると、「旧民進勢力で統一感を出したい」として無所属の会の会合で呼びかけ、名前をそろえることを決めた。
野田氏は「野党が互いに足を引っ張り合ってはいけない」と話し、国会対応で溝を深める立憲民主党と国民民主党の間に入り、候補者調整を通じて旧民進勢力の再結集を後押しすることをめざす。
三重、千葉両県をモデルケース…