桜田義孝五輪相が代表を務める自民党千葉県第8選挙区支部は20日までに、政治資金規正法で定められた上限額を50万円超え、政治資金パーティーの代金として同一団体から200万円を受け取っていたとして、2017年分の政治資金収支報告書を訂正した。
同法は、1回の政治資金パーティーで一つの団体から受け取れる上限額を150万円と定めている。
桜田氏の事務所によると、報告書を提出後に再確認したところ、昨年5月に開いた政治資金パーティーで、都内の一般社団法人「国家ビジョン研究会」から200万円を受け取っていたことが判明。差額の50万円を研究会に返し、19日、千葉県選管に訂正を申請したという。
事務所は「ルールは知っていたが、考えが及ばず受け取ったと思う。報告書に書く時もおかしいことに担当者が気づかなかった」と説明。同研究会は「違法だとはわからなかった」とコメントした。