人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の結成10周年記念展「サイリウムが照らす未来」が8日、大阪市北区の大丸ミュージアム梅田(大丸梅田店15階)で始まった。メンバーの玉井詩織さん(23)が広報大使として会場に駆けつけ、「10年の歴史をお届けできるのはうれしく思いますし、みなさんで楽しんでほしいです」と笑顔で呼びかけた。
「10年あれば人は大人になる」 ももクロ玉井詩織さん
ももクロは2008年結成。ライブを中心とした活動が人気で、入場者の年齢や性別などを限定して開催したり、「春の一大事」「夏のバカ騒ぎ」「ももいろクリスマス」などテーマに趣向を凝らしたりしている。14年には女性グループとして初めて国立競技場で開催したほか、16年には動員数63・6万人を記録し、女性アーティスト1位に輝いた。
展覧会はライブを通じ、これまでの歩みを振り返る企画。東京・代々木公園で集まった数十人のファンの前で踊った時代や、5月に東京ドームで開いた10周年記念ライブの映像が見られる。過去の代表的なライブ10本のステージを精密に再現したジオラマのほか、舞台セットや小道具を展示。メンバー4人のお気に入りの衣装や大切な私物、幼いころの写真なども飾られている。
玉井さんは関西について、「ファンのみなさんはすごくノリが良い方が多いなという印象があります。ライブのMCの時、笑いの厳しさがあるのでメンバーは緊張しています。関西弁をマスターしたいですね」と話した。
展覧会オリジナルのグッズとして、缶バッジやA2サイズのポスターなどを販売。さらにメンバーの名前をあしらった、光が反射するリフレクターバンドを売り出す。
開催は21日まで。入場時間は午前10時から午後7時半(最終日は5時半)。一般千円、高校生700円、小中学生500円、未就学児無料。10周年記念展は、秋に札幌、冬に名古屋でも開く予定。(小幡淳一)