大阪を拠点に活動するアイドルグループ「たこやきレインボー」(たこ虹)が、27日に3枚目となるアルバム「軟体的なボヤージュ」をリリースした。
タイトルの「軟体的」は辞書にない造語だ。「地図のない世界を柔軟に変化しながら航海する、という決意が込められています」とリーダーの堀くるみが解説する。新曲ばかり計10曲が収録されていて、ジャンルも曲調も多種多様。春名真依は「等身大のいまの私たちと、未来に向かって挑戦する私たち、その両面に触れてもらえるアルバムになりました」と語った。
「♪何人の男たち 恋をしてきたでしょう」と歌う「私、ただ恋をしている」は、一見、大人びた恋愛ソング。リリースイベントでは「私たちの実体験です」という前振りでファンを驚かせたが、最後まで聴くと恋の相手は2次元のキャラクターとわかる。実際、アニメ好きの根岸可蓮(かれん)はレコーディングする際、テレビアニメ「ソードアート・オンライン」の主人公の画像を見つめながら、切々と歌い上げたという。
「Rise and Shine!」は、メンバーが共同生活する「たこ虹ハウス」の暮らしぶりをモチーフにつくられた。「♪早くしなきゃほんと遅刻しちゃうから 遠くでママみたいな声が聞こえる」。彩木咲良は「たこ虹ハウスの日常の風景が、可愛い歌になってうれしい。私たちの私生活の雰囲気を感じてもらえたら」と喜ぶ。
作詞したMio FRANKY…