成田空港で11日、夏休みを海外で過ごす人の出国ラッシュがピークを迎え、出発ロビーは大きな荷物を押す家族連れらで混雑した。成田国際空港会社(NAA)によると、この日は5万8200人が海外に飛び立ったとみられ、1日の出国者数では1978年の開港以来最多を更新した。
夏休みの出国ラッシュ、関空でピーク 早朝から混雑
2家族8人でハワイに向かう埼玉県入間市の主婦、浅野由衣さん(33)は「海で泳いで買い物も楽しみたい」。長女の史奈ちゃん(7)は「砂のお城を作りたい」と笑顔を見せた。
茨城県古河市の会社員、井狩浩司さん(55)は夫婦で真冬のニュージーランドへ。「スキーでリフレッシュできれば」と語った。
NAAによると、ハワイなどのリゾートや韓国など近距離の路線が人気で、10~19日の10日間の出国者数は前年同期比7・8%増の推計50万4千人に上る見通し。入国ラッシュは19日がピークとなる見込みだ。(黒川和久)