2020年東京五輪・パラリンピックの「暑さ対策」を理由として政府・与党内で検討が始まったサマータイム(夏時間)。100年以上続けてきたフランスなど欧州連合(EU)各国では見直しが検討されている。域内全28カ国で採用しているが、「健康への悪影響」や「省エネの効果が乏しい」などの指摘が出ているためだ。16日まで欧州市民への「パブリックコメント」が実施され、460万人以上が賛否を投じた。
サマータイム、IT業界に拒絶反応 よみがえる苦い記憶
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欧州では、3月の最終日曜に時計の針を1時間進め、10月の最終日曜に戻す。今回の見直しの議論のきっかけは今年1月、北欧フィンランドで夏時間に反対する署名が7万人分集まり、EUに廃止を求めたことだ。
2月の欧州議会では、「夜間の…