7月の西日本豪雨で広範囲に浸水した愛媛県大洲市の11の小中学校で27日、始業式があった。校舎浸水や断水などで休校したため、2学期を例年より早めに始めて授業時間を確保する。 西日本豪雨「支援通信」 三善小学校(児童38人)は校舎や体育館が床上浸水し、チャイムは今も鳴らないままだ。被害がなかった3階の音楽教室で開いた始業式で、児童を代表して中岡咲和(さわ)さん(5年)が「水道の水が出なくなって、おばあちゃんの家から地下水をもらってペットボトルに入れて持って帰っていました」と被災を振り返り、「勉強も行事も両方がんばりたい」と新学期の決意を述べた。 西本晃校長は「豪雨災害により、いつもと違った夏休みになりました。38人全員が元気に登校できたことをうれしく思います。2学期もいろんなことに挑戦して、素晴らしい学期にしてください」と語りかけた。 愛媛県では、土砂崩れなどが相次いだ宇和島市吉田町でも小中学校2校が27日に授業を再開。広島県では27日に一部の学校で始業式があったが、大半の学校が9月3日に行う予定。岡山県倉敷市真備町では小中高校9校が9月3日から授業を再開するが、被害が大きい5校は別の学校の空き教室などに間借りすることになる。(佐藤英法) |
今もチャイムは鳴らぬまま…被災の小学校で始業式 愛媛
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