博多港と韓国・釜山を結ぶ高速船を運航するJR九州高速船(福岡市)は27日、新たに導入する船の名前を「クイーンビートル」にすると発表した。現在運航する「ビートル」3隻のうち1隻と交代する形で2020年7月に就航する。
赤く彩られた船体は今のビートルと比べて大きく、座席も約2・6倍の502席ある。航行中にシートベルト着用の必要がなく、船内に授乳室やキッズスペースを備える。博多と釜山を3時間40分で結ぶ予定だ。船が大型化したため、現在より30分程度長くかかる。
運航スケジュールや運賃は19年夏に発表する予定だ。普通運賃は今のビートルで大人片道1万4千円。新型高速船では割り引き運賃を含めた現在の平均単価より1千円程度高くしたい考えという。団体客は19年夏から、個人客は20年1月から予約を受け付ける。(田幸香純)