フランス訪問中の皇太子さまは11日、パリ市内で国民議会(下院)副議長主催の昼食会に出席し、約8分間にわたりフランス語でスピーチした。今回の滞在を通じ「長い歴史の中で両国民が紡いできた強固な友好関係を実感しております」などと語り、今後の日仏友好関係の一層の進展に期待を寄せた。
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皇太子さまはこれまでの日程を振り返り、グルノーブルで、日仏の研究者が協力して開発に取り組んでいる様子を視察したことから「両国間の協力が裾野を広げ、将来に向けてさらに発展しつつあることをうれしく思いました」と述べた。
現在パリを中心に開かれている日本文化紹介イベント「ジャポニスム2018」にも言及。文化芸術を通して日本とフランスが感性を共鳴させ、協働することなどを表すイベントのタイトル「響き合う魂」に触れ、こうした魂が「この先も両国をつなぐ心の懸け橋として一層強くなることを願っております」と語った。
また、先にあいさつに立った副…