「西郷どん大河ドラマ館」(鹿児島市)周辺で大河ドラマをPRするのぼりが相次いで折られた事件で、新たに計31本が折られたり引き抜かれたりする被害に遭ったことが17日分かった。鹿児島県警が器物損壊容疑で捜査している。
鹿児島中央署や市によれば、17日早朝、付近をランニング中の市職員が見つけ、市を通じて署に通報。この職員が16日午後9時ごろ、帰宅途中に通りかかった際には、被害には気づかなかったという。
新たに被害に遭ったのぼりは、ドラマ館近くを流れる甲突川沿いに立つ31本。このうち19本は、のぼりを支えるスチール製の支柱の中央部分が折られた。12本は引き抜かれた状態で、河川敷や川の中から見つかったという。
今月11日、ドラマ館周辺ののぼり19本が支柱の中央部分から折られる被害が発覚したばかりだった。(加藤美帆)