16日午後7時40分ごろ、福岡県苅田町富久町2丁目のJR日豊線踏切付近で、山口県下関市のアルバイト男性(25)が列車にはねられ、死亡した。その10分ほど前に近くで車同士の事故があり、一方の運転手が現場から立ち去っていた。現場に放置された車の所有者はこの男性で、行橋署は、男性が事故を起こした後にはねられた可能性もあるとみて調べている。
署によると、16日午後7時半ごろ、同町1丁目の町道交差点で乗用車同士が出合い頭に衝突し、優先道路側の車の助手席の女性が胸を打撲する軽いけがをした。脇道から出た車の運転手は車を降りて現場を立ち去ったという。約10分後、約300メートル離れた踏切で下り普通列車に男性がはねられ、現場で死亡が確認された。
JR九州によると、この事故で特急と普通を合わせて列車8本が運休、22本が遅れ、約7600人に影響が出た。