元阪神タイガースのマット・マートン氏が17日、台風20号と21号で浸水被害を受けた西宮アガペー教会(兵庫県西宮市浜町)を訪れ、教会関係者やファンらと交流した。
マートン氏は2010年から15年まで阪神でプレーした。10年にはシーズン214安打を放ち、当時のプロ野球記録を樹立した。
今月上旬に近畿地方を直撃した台風21号の被害を知り、「お世話になった阪神地区で被害を受けた人々を励ましたい。どんなことでも良いので、自分にできることがあれば」などと考え、来日に至ったという。
海際にある西宮アガペー教会は、8月下旬の台風20号で約40センチ浸水。追い打ちをかけるように、21号では1階がほぼ水没した。天井付近には、海水が来たことを示す跡が残っている。
この日、教会関係者やファンら約150人が参加。マートン氏は、自身が野球で困難にぶつかった時のエピソードを交えながら、復興に向けた励ましの言葉を贈った。
その後、賛美歌を歌ったり、サ…