北九州市は4日、大阪から北九州へ向かうフェリー内の飲食店で食事をした、長崎県佐世保市の修学旅行生約100人が9月中旬、吐き気や下痢の食中毒症状を訴えていたと発表した。36人が医療機関を受診。その後の調査で生徒23人と調理従事者1人からノロウイルスが検出された。入院患者はいないという。
北九州市保健衛生課によると、共通の食事をしたのは中学校2校の生徒149人。9月13日に大阪市で乗船。北九州市に向かうフェリー内で同日午後7時ごろ食事をしたところ、14日午前5時ごろから、生徒らが吐き気などの体調不良を訴え始めたという。修学旅行の日程に影響はなかった。
北九州市はこの飲食店を4日から2日間の営業停止処分にした。(井石栄司)