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差別への抗議続けた喫茶店、閉店へ 小尻記者も通う

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2018-10-4 16:47:39  点击:  切换到繁體中文

 

民族差別への抗議活動や反戦運動に取り組んできた兵庫県尼崎市の在日コリアン2世・金成日(キムソンイル)さん(67)が、37年間営んできた喫茶店を閉じた。市民運動家が集い、朝日新聞阪神支局襲撃事件で命を落とした故・小尻知博記者も通った。


自分も標的…あの時感じた 金成日さん


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店は「がらくた茶房どるめん」(同市東園田町5丁目)。1981年、韓国の民主化運動支援や日本における在日コリアンへの差別問題に取り組んでいた当時29歳の金さんが「自分が住む地域に市民運動の拠点をつくりたい」と考え、会社を辞めて開いた。


大学教授や市民運動家らを次々と店に招き、食や子育て、人権問題などの講座を開催。韓国の全斗煥(チョンドゥファン)大統領(当時)が84年に来日した際は、民主化運動の弾圧に抗議して臨時休業するなど、社会・政治問題を積極的に「主張」していく営業方針が話題を集めた。


金さん自身も、在日外国人指紋押捺(おうなつ)制度と闘った。当時義務付けられていた指紋採取を「差別的な制度だ」と拒否し続け、86年11月、外国人登録法違反容疑で兵庫県警に逮捕された。その際、署内で無理やり指紋を採るのに使われた強制具の問題性を記事で世に問うたのが、なじみ客でもあった小尻記者だった。


翌年の憲法記念日に起きた阪神支局襲撃事件で小尻記者が殺害されると、金さんは「自由に意見を言える社会を守ろう」と毎年、阪神尼崎駅前などで追悼行事を開いてきた。その準備や打ち合わせに仲間が集まるのも「どるめん」だった。


ただ、金さんも60代半ばを過…



 

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