京都タワー(京都市下京区)で5日から、地上120メートルの高さから落下するスリルをバーチャルリアリティー(VR)で味わえるイベントが始まる。12月24日まで。4日に報道関係者ら向けの体験会があった。
地上34メートルの展望室で専用のイスに腰掛けてゴーグルを装着すると、リアルに再現された京都市街のパノラマビューが眼前に広がる。映像ではそこからさらに上空へ約90メートル、普段は作業員しか行かない保守点検スペースまで上昇。その後、バンジージャンプの要領で真っ逆さまに落ちる。
落下時には足元から風も吹き込み、肌感覚でも疑似体験ができる仕掛け。参加者は引きつった顔で手足を固くしたり、体をのけぞらせたりしながら「ヤバイ、ヤバイ!」「うわあ、きれい」と歓声を上げた。
体験は6歳以上。正午から午後9時まで。税込み700円。タワーの展望入場券はいらない。問い合わせはタワー事業部(075・361・3215)へ。(佐藤秀男)