10月6日で営業が終わる築地市場(東京都中央区)。そこに店を構える仲卸業者たちは、いずれもプロフェッショナルだ。マグロ、高級魚、貝類、アジやスルメイカなどの大衆魚、珍味の専門家もいる。伸び盛りの青年もいれば、豊洲への移転を機に「引き際」を考える人もいる。 魚河岸ものがたり 開場80年余、日々変化する築地の記録 仲卸「丸利(まるとし)」のいけすの前で、一心にアナゴを選(え)り分ける尾頭裕太さん(30)は、アナゴを扱って15年。中学を出て築地市場に入った。 全国から水産物を集める「大卸… |
アナゴ一筋50年、休市日も世話 名人と青年の築地移転
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