太陽光発電の受け入れ量を一時的に減らす「出力抑制」を全国(離島を除く)で初めて13日に実施した九州電力は、14日午前から、2回目の出力抑制を始めた。電力の需要と供給のバランスが崩れて大停電が起こるのを防ぐため。71万キロワットの太陽光発電を抑える計画だ。 太陽光は抑制、動き続ける原発 九州以外でも起こりうる 九電が太陽光発電の出力抑制を開始 国内初、停電を回避 九州は14日も朝から晴れ間が広がった。九電は午前9時から、管内の太陽光発電事業者の一部を送電線から切り離し始めた。需給バランスによる調整を続けながら、午後4時には終了してすべての太陽光発電が再び送電線につながる見込み。 この日午前11時からの30分間は、736万キロワットの需要に対し、原発なども合わせて1229万キロワットの供給力があると予測した。他地域への送電などをしても電力が余るため、太陽光発電を抑える。冷房需要などが減りそうで、抑制を目指す量は13日時点の計画の62万キロワットから、71万キロワットへ拡大した。 送電線から切り離す発電事業者の件数は公表されていない。(山下裕志) |
九電、2日連続で太陽光発電抑制 午後4時に終了見込み
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