国民栄誉賞を受賞したフィギュアスケートの羽生結弦選手(23)が収録曲やデザインを監修したオルゴールを、長野県下諏訪町の会社が作った。予約販売分はすでに完売する人気。17日から専用サイトや店頭で通常販売される。
製造したのは、世界でも有数のオルゴールメーカー「日本電産サンキョー」。平昌冬季五輪のスピードスケート女子で二つの金メダルを獲得した高木菜那選手らが所属しており、スケート競技のつながりで羽生選手の起用を思い立ったという。
フィギュア特集 Kiss and Cry
収録された楽曲は、ショートプログラムでの「ショパンのバラード1番ト長調」と、フリースケーティングでの映画「陰陽師」サウンドトラックより「SEIMEI」。いずれも、羽生選手の「お気に入り」の部分が奏でられる。外装には、「YUZURU 羽生結弦写真集」の撮影を担当したフォトグラファーの能登直さんによる2017―18シーズンの競技写真が使われている。
オルゴールは3種類で、価格は2200円~4万5千円(税抜き)。ガラス製のものや、ジュエリーケースとして使えるタイプなどがある。
同社のオルゴール販売ECサイト「オルゴールギャラリー」や、下諏訪町の同社オルゴール記念館「すわのね」で販売される。(鶴信吾)