ピラニアがうようよ泳ぐ水槽にヒトの骸骨と、「ピラニア担当飼育員を探しています」の掲示が――。青森市の浅虫水族館がハロウィーン用に展示した遊び心のある水槽が、来館者を楽しませている。31日まで。
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ピラニア担当の三浦弘毅さん(27)によると、毎年ハロウィーンに合わせていくつかの水槽を飾っており、今年は飼育員がピラニアに食べられてしまった設定の水槽を目玉にした。通販で骸骨の人形を約1万円で買い、400匹ほどのピラニアが泳ぐ水槽に設置。掲示には「あぁ、彼は最近恋人ができたと言っていたのに…」と添えた。
しかし、「ピラニアは実は臆病でめったに人を襲わない」と三浦さん。骸骨を設置した後も、しばらくは怖がって近づかなかったという。平川市から来た加藤和磨ちゃん(5)はピラニアを見て「かわいいな」と笑顔だった。(板倉大地)