「マインドスケープ」「陽が昇るとき」など人気の吹奏楽曲を数多く手がける作曲家、高昌帥(コウ・チャン・ス)さん(48)。今回、全日本吹奏楽連盟の委嘱で全日本吹奏楽コンクールの課題曲の1つ「吹奏楽のための『ワルツ』」を手がけた。エネルギッシュでスケールの大きい従来の作品群とは趣が異なる、聴く人をそっといざなうような作品で、この曲にこめた思いを聞いた。
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ワルツって、吹奏楽にはありそうでないんですよ。コンクールに挑戦するみなさんに、クラシック音楽の基礎となるスタイルに触れてほしかったし、どなたでもアプローチしやすいやさしい楽譜にしたかったのでワルツにしました。
この曲を演奏するにあたって、いろいろな時代、さまざまな作曲家のワルツを聴いていただき、それぞれのワルツを入り口に、奥深いクラシック音楽の世界に踏み出してもらえたら、という願いもありました。
コンクールまでの半年間、課題…