電機大手のパナソニックは、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)と次世代車の分野で提携する。自動運転技術の開発に力を入れる百度に、パナが自動運転に必要な機器を提供する。26日に北京である日中首脳会談に合わせ、パナ・百度のような日中企業によるさまざまな協業が合意される見通しだ。
パナが提携する百度は、自動運転の技術開発のための企業連合「アポロ計画」を昨年4月に発表した。すでにフォード・モーターやダイムラーといった自動車大手のほか、半導体大手のインテルなど世界の50企業が参加している。そこにパナも関わり、自動運転に必要なカメラやセンサー、ディスプレーなどを開発・提供していく考えだ。
今回の日中首脳会談に合わせ、北京では日中企業による協業を話し合う「日中第三国市場協力フォーラム」が開かれる。日本側からは企業のトップら約500人が参加し、約50の覚書が交わされる予定だ。
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