岐阜県瑞穂市の棚橋敏明市長(68)が6日に高山市であった平和首長会議で、被爆地・長崎に派遣した中学生の活動について「汗でブラウスが透け、下着が見えるほどだった」と発言した問題で、棚橋市長は7日、「多大なるご迷惑をおかけし、本当に申しわけございませんでした」とするおわび文を出した。
市長「汗で下着が見えるほど」 中学生の活動紹介で発言
岐阜)平和首長会議81自治体参加 中学生らが活動報告
おわび文は報道機関にファクスで送られ、「生徒のみなさんが大変暑い中、平和学習に一生懸命取り組んでくれていた姿を、会場の皆様にお伝えしようとするあまり配慮に欠けた発言をしてしまい、深く反省し心からおわびいたします」とした。
棚橋市長の発言は、平和首長会議の国内加盟都市会議で、瑞穂市が広島や長崎に中学生を派遣する活動について紹介する際に出た。棚橋市長は会議後の取材に対し、長崎での平和活動が気温が高い中、坂が多く移動に負荷がかかる場所で行われたため、中学生が大量の汗をかいていたとし、「ブラウスが汗でひっついてしまうほど汗ズクズクになりながら一生懸命頑張っていたということを伝えたかった」と説明した。