瀬戸リスト@宇和島
STU48とともに、瀬戸内の魅力を紹介する「瀬戸リスト」。第3回は愛媛県の宇和島。ミカンと真珠の里を田中皓子さんと門田桃奈さんが訪ねました。
田中皓子さん(22)と門田桃奈さん(19)が訪れた「宇和島真珠会館」では、アクセサリー作りを体験できる。2人の前には、約100種類の真珠や天然石がずらり。約40センチの真珠のネックレスに、思い思いの色の天然石を通していく。2人は早速、「テンション上がる!」と選び始めた。
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これまでの「瀬戸リスト」
作り方を教えてくれる社長の森田澄江さん(70)は、真珠会館を47年間切り盛りしてきた大ベテランだ。胸下まである真珠のネックレスを身につけている。「アクセサリーってのは自分の表現材料だからね」と説明してくれた。
グレーの真珠ネックレスを選んだ田中さんに、「(グレーは)顔がくすんで見えるのよ」と森田さん。パープルの天然石を手に取るも、「あなた、渋いわねえ。(真珠と)同じような色になるよ」。田中さんが「私、こういうのが好きなんです」と答えると、森田さんは「いいよいいよ。好きなのが一番!」。
森田さんの助言は積極的だ。「例えば、これはどう?」。田中さんに、玉が重なった双子真珠を勧めた。「えっ!(別のに)決まったんですが……」と困惑した田中さんだったが、最後は「これ使います!」と、さすがの「神対応」を見せていた。
一方の門田さんは、森田さんと意見が一致。白い真珠の間に明るめの天然石を入れ、「ドッグスタイル」という短めのネックレスを一足早く完成させた。
田中さんはグレーの真珠と紫の天然石を合わせ、落ち着いた風合いを出した。「それぞれ個性が出ていいじゃない!」。作品が仕上がると、2人とも森田さんにほめてもらえた。
併設されているレストランでは、宇和島市の郷土料理を堪能できる。2人が食べた「真珠丼」には、卵でとじられたアコヤ貝の貝柱が入っている。千切りのコンニャクの上に青ネギ、錦糸(きんし)卵のほか、紅白に彩ったタイのそぼろを乗せた「ふくめん」という郷土料理も味わった。色が鮮やかであっさりとしている。2人も「おいしい~!」と舌鼓を打った。
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たなか・こうこ(22) 佐賀県出身。ニックネームは「こっこ」。ファッションが好きで、感度も高い。瀬戸内について日々勉強中。
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かどた・ももな(19) 愛媛県出身。小さい頃からミカンを食べて育つ。ホラー映画は好きだが、お化け屋敷は苦手。ホルンの演奏が得意。