愛知県の東三河の農業や祭りを知ってもらおうと、農業関係者らでつくる団体が11月24日、東京・六本木ヒルズアリーナでイベントを開く。1日限りの催しにインパクトを与えようと、名称は「エロティック東三河」とした。
主催者は「『魅力』や『美しいもの』を表現する言葉として選んだ。『エロティック』のイメージを変えるイベントにしたい」と話す。
主催する社団法人「寿プロジェクト」は、イベント開催のために設立された。田原市で養豚業を営む鈴木美仁さんが代表理事を務める。「東京の人に豊かな東三河を知ってもらおう」と企画した。
当日は五平餅やアユの塩焼き、豚の丸焼きなど、東三河の食を紹介するブースが並ぶ。お祭りステージとして東栄町の「花祭」、豊橋市の「豊橋鬼祭」、設楽町の「念仏踊り」の出張披露もある。
ステージの総合演出を務めるのは映画監督の菅原浩志さん。豊橋市制100周年を記念して制作された「早咲きの花」を撮った縁で、2006年に豊橋ふるさと大使に就任した。「官能的な作品とは縁遠いので、依頼は間違いかと思った。私自身、東三河の大ファン。本物の祭りを東京で披露し、東三河に触れてもらう機会にしたい」と話す。
イベントは午前10時から午後8時まで。当日は「マハラジャ六本木」で東三河在住の男性30人と東京近郊の女性30人が交流する「街コン」も開く。問い合わせは寿プロジェクト事務局(0532・39・6254)。(宮沢崇志)