5月の放送内容に「でっち上げ」があったと報じられた日本テレビのバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」が11日夜、週刊誌の報道後、初めて放送された。記事について、番組内での言及はなかった。
同業者が驚いた日テレ見解「イッテQ!守ろうとしたか」
日テレ、でっち上げ否定も「反省」 「イッテQ!」巡り
11日の放送は、人気アイドルグループNEWSの手越祐也さんが「ナスカの地上絵」で知られるペルーを訪れ、奈良の大仏の「地上絵」を描く企画と、お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」の2人がフィリピンでジンベエザメなどと写真を撮る企画の2本立てだった。
8日発売の週刊文春は、5月の放送でラオスの「橋祭り」に芸人が参加した様子を番組は伝えたが、この祭りが番組のために作られた催しだった疑いがあると伝えた。
これに対し日テレは8日、「企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」などと反論する見解を公表している。