台風、豪雨、地震。今年は災害が相次いだ。被災地でのボランティアには宗教関係者も多い。なかでも目立つのは比較的歴史の新しい宗教の信徒たち。伝統仏教などに比べてあまり身近ではない教団は、どんな活動をしているのか。その背景とは。
4トンダンプによる土砂などの運搬は116回、2トンダンプが326回――。西日本豪雨の被災地で7月13日から1カ月余、天理教の「災害救援ひのきしん隊」が運んだ回数だ。教団によると21府県から延べ約2千人が駆け付けた。撤去総量は愛媛・岡山・広島の3県で計1400トンにのぼる。
ひのきしんは日々の寄進を意味…